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執筆者の写真京都カラスマ大学

放課後食堂、閉店します



シェアオフィス「SOLUM」での放課後食堂、幕をおろします。


京都カラスマ大学の課外活動「放課後食堂」は、2018年の5月に始まりました。


カラスマ大学が2014年から小さな事務所を構えるソルムというシェアオフィスに、キッチンと大きなテーブルがあり、学長の私が「授業のほかにも、定期的にごはん会みたいなことをやりたいなあ〜」とずっと言い続けていたことを、ボランティアスタッフの高橋健太くんが「シェフ」として毎月月末の金曜日に場を開くことで実現したものです。




メルマガと、フェイスブックのイベントページで告知。生徒さんやボランティアスタッフ、それに、まったく京都カラスマ大学を知らない人が毎回8〜10人でテーブルを囲む時間。


1度として同じ夜はなく、同じメンバーになることもなく、それはそれは面白い実験だったと思っています。


多分これが初めての夜。




一番びっくりしたのは「そこでヒッチハイクしてたんだけど、2時間時間が空いたから飛び込んでみた」と階段を上がってきた女の子。あの子はどうしているのかしら。笑


時には京北での田植えを手伝って、収穫したお米をいただいたりもして。



グラフィックデザイナーの堀内仁美さんが毎回「あいよ!」とちょちょチョイっとイラスト付きお品書きを書いてくれたりして。


シブヤ大学のメンバーや大ナゴヤ大のメンバーもごちゃ混ぜに楽しんで。


健太シェフが卒業して、そのあとパンデミックがやってきて。


コロナ禍のせいで人が集まることが「なんだかちょっとイケナイこと」のような感じになったりもして、それでもタイミングを見て「やるよー」と声をかけると、いつもだいたい10名ぐらいになるのです。ほんとにおもしろいなあ。


で、2023年7月31日、われらが「エビスク」が105年の歴史に終止符を打ち、惜しまれて閉店。



最後の放課後食堂は、2月の味噌づくり授業に参加した生徒さんから「みんなで味噌びらきをしませんか」とリクエストいただき、手前味噌を持ち寄ってのお味噌の会になりました。どどーんとでっかい鍋を担いできた人、納豆を担いできた人、中国茶器を持ってきて食後にふるまってくれた人、サンタコスプレで華を添えてくれた人、、、ちょっと同窓会みたいで愉快な「味噌家族」が集まりました。




えーーー、同じ豆で同じレシピで同じ日に仕込んだ味噌なのに、色も味もこんなに違いが出るなんて!先生も一緒に、大きな発見。


「でもね、ゆうちゃんのがいちばーん!」


ええ、サンタさん、ごもっとも。それを「手前味噌」というんです。笑


というわけで、これにて、放課後食堂は閉幕です。


でもまた、別のどこかで形を変えて「放課後食堂」はみなさんの前に突然現れるかもしれません。もしくは、あなたが放課後食堂(のような場)をひらく番、なのかもしれません。



放課後食堂皿洗い:高橋マキ(京都カラスマ大学学長)






 


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