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執筆者の写真京都カラスマ大学

【授業レポート】「歴」編〜「下京暮らしの手帖」と一緒に歩く京都のまち

更新日:2022年9月29日

※2021年11月27日開催「下京暮らしの手帖」と一緒に歩く京都のまち〜「歴」編の授業レポートです。

 

ずっと気になっていた、『下京暮らしの手帖』のまち歩き授業。 


久々のスタッフとして参加してきました。




今回の教室は、『歴』のエリア。北は五条、南はJR京都駅あたり。東は鴨川、西は堀川通。京都というまちの玄関口であり、東本願寺、渉成園(枳殻邸)、旧五条楽園など見どころがある区南東エリアを、てくてく歩きました。


私が密かに個人的なテーマとしたのは、『暮らすように歩く』ということでした。


もし自分がここに住んでいたら、どんな2時間を過ごすんだろう……。そう想像しながらまちを歩くと、普段とは違って何だかとっても楽しかったです。


まず訪れたのが『Kaikado Café』。雨がぽつぽつと降ってきたので、あまやどりついでに、おじゃましました。『下京暮らしの手帖』では、action44の『旧市電の車庫でちょっと贅沢なお茶しましょう』にあたります。




あたかも行きつけのカフェのようにドリンクを注文して、窓から見える市バスをながめ、ふっとひと息。かっこいい暮らしの一コマを演じるには最高すぎるシチュエーションでした。


次に訪れたのは『渉成園』。ただ、日常の中での拝観料を払うのもなぁ……と思い直し、その周りをぐるぐるぐる。そうすると、黄色い落ち葉や、京都らしい細い路地を体験することができました。


ちょっと意識して歩いているだけなのに、本当、日常が色鮮やかに。


うきうきしながら歩いていると、小腹が減ってきたので、集合場所の近くにある『招福亭』へ。ここは茶そばが有名みたいです。もちろん、ここも常連さんのように迷うことなくメニューの最初に書いてあるものをオーダーし、あつあつのお蕎麦を美味しくいただきました。





もう、最高の日常を味わって集合場所である、『明覺寺』さんへ。


ここからは、他の参加者の方と体験のシェアタイムです。明覺寺さんの本堂で円座になって、各々この2時間のストーリーを話しました。




内心、自分以上に素敵な2時間を過ごした人はいないだろうなぁっと思っていたのですが、さすがはスマ大生。そんなところが、近くにあったんだ!っていう驚きや、みんなそんなところを見てたの?という発見があり、聞いているだけも、もう一度まちを歩きたくなりました。


これが魅力なんですね、この授業!!授業を受けて、実感しました。


みなさんは、知っていますか? 


このエリアに、かわいいお地蔵さんがいることを。


ちょっと変わった看板があることを。


立派な銀杏の木があることを。


ロシアのピロシキが食べれることを。



『下京暮らしの手帖』を50枚、畳の上にカルタのようにずらりと並べて、今回の授業に参加した人のactionをチェックするのは、自分ごとのように楽しかったです。きっと、同じ時間、同じエリアを歩いていたからこそ、新しい発見の嬉しさと、私も同じところを歩いていましたよという喜びを感じることができたからでしょうね。


明覺寺さんの雰囲気も相まって、あっという間のシェアの時間が終わりました。本堂のふすまを開けると、外はもう真っ暗。そして、ふと足元に目をやると、そこには行灯の暖かな光が。


何だかいい!(笑)


語彙力が無いですが、京都の日常は、本当に贅沢で、美しいものだと改めて気付くことができました。楽しい時間、新しい京都の思い出ができた、今回の授業でした。



次回は、2022年12月18日(土)〜「遊」編〜。みなさんもぜひ、「暮らすように歩く」体験をしてみてくださいね。





レポート:酒井なおき

写真:うえ、酒井、special thanks草間さん



追伸)

下京区のことや自分が暮らす/働くまち(ご近所さん)のことで、「こんな風に楽しんでるよ」「こんなことが知りたいんだよね」ということを気軽にコメントできるLINEオープンチャットを作りました。


気になっていたけど授業には行けなかった〜という方、ぜひご参加くださいね!






 
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